アダルトにきび(大人にきび)の原因

アダルトにきびという呼び名はもちろん正式な医学名称ではありません。思春期を終え大人になってからできるにきびの俗称のことです。
アダルトにきびという呼び名の他にも、大人にきびなどとも呼ばれますね。
思春期のころのにきびは、皮脂腺の働きが活発になることによる皮脂の過剰な分泌によるものが主な原因ですが、アダルトにきびは、ストレスや食生活、喫煙などによって引き起こされるホルモンバランスの乱れにも大きな原因があるようです。体調が乱れることによってホルモンバランスも乱れ、結果として皮脂の分泌の異常をきたしにきびが出来るのがアダルトにきびといえるでしょう。思春期のにきびが、おでこや鼻の周りなどに集中するのに対し、アダルトにきびは、あごや首、背中、胸など思春期の頃よりも少し下がった位置ににきびが出来やすくなります。アダルトにきびも思春期にきびも、にきびそのものについては特に異なるわけではなく、「白にきび」「赤にきび」「黒にきび」「化膿にきび」とその段階ごとに種類を分けることが出来ます。

アダルトにきびの原因 - 皮脂と有害物質

アダルトにきびも10代の頃のにきびと同様、やはりどれだけ注意して肌の手入れをおこなっていても出来てしまいます。女性の体にはエストロゲンとプロゲステロンという2種類の女性ホルモン物質がありますが、これらが毎月訪れる女性の周期的な変化によって、女性のアダルトにきび発生につながると考えられています。子供を産むためには重要な役割を果たすプロゲステロンですが、皮膚表面にある角質を厚くし皮脂を多く出す効果を促す性質もあります。このプロゲステロンが多くなりすぎることでアダルトにきびができやすくなるのです。他にも生活環境による日々のストレス・食品添加物に含まれる有害物質・お酒・喫煙などの刺激物が要因で解毒作用が弱まることもアダルトにきびができる大きな要因です。体内の解毒能力が落ちることによって皮膚についた菌への抵抗力が弱くなり、ビタミンが少なくなることで黄体ホルモンが壊れにくさを増します。このことから、皮脂が過剰に増えて、にきびができやすい環境が作られやすくなります。

アダルトにきびのその他の原因と予防法・治療法

アダルトにきびのその他の原因に便秘も挙げられます。便秘になると、本来排泄すべき毒素が排出されず皮膚表面に出てくるので、それがアダルトにきびの温床となります。また甘い物の大量摂取は、皮膚が菌に対する抵抗力を低下させます。睡眠不足などで肌がカサカサになり、肌の調子が悪くなって、にきびが悪化することもあります。紫外線によるアクネ菌の活性酸素も同様の結果をもたらします。以上のようにアダルトにきびの原因は多様ですが、アダルトにきびを解消するには、肌のケアはもちろんのこと、ストレスを解消し、規則正しい生活を送ることが重要なポイントであるということは間違いないと言えるでしょう。そして、その上で正しい洗顔をすること、メイクをしっかりと落とすことです。肌を清潔にすることが何よりも大切です。メイクを落とすクレンジング剤は、油分の多いものは避けましょう。油分が多くなっている肌には良くないからです。拭き取るタイプよりも肌への負担が少ない洗い流すタイプのものがおすすめです。
最近では、先進的なにきび治療を率先して行う美容内科の数も増大しています。一般的な治療方法だけでなく、美肌目的のにきび治療としてピーリング治療、レチノイン酸治療、イオン導入などを行う病院も増えてきているようです。予算的に余裕のある方や本気で美肌に取り組みたい方が多く利用しているようです。皮膚に過剰なケアをせず、ストレスのない規則正しい生活によって肌の負担を軽減し、アダルトにきびの原因を突き止め、あなたに一番合った方法で予防と治療を平行して行いましょう。

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